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無名異焼

Mumyoi Ware

新潟県佐渡市

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一般社団法人 北前船交流拡大機構

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「無名異焼」

映像 無名異焼

赤土のダイヤモンド:金が眠る島が育んだ、珠玉の輝きと肌触り

無名異焼は、佐渡金山の酸化鉄を含む赤褐色の土、無名異土を使用し、焼き締めることで生まれる、陶器の常識を覆す逸品です。
まるで大地から掘り出されたかのような「赤土のダイヤモンド」。手に取ると、指先に吸い付くような、原料が土とは思えないほど緻密で滑らかな感触があります。使い込むほどに表面が磨かれ、まるで鏡のように艶やかさを増す「緋色(ひいろ)の経年変化」は、この焼物だけが持つ最大の魅力です。
鉄分と金気が混ざり合った土が織りなす、ずっしりとした重厚感と、宝石のような静謐な美しさは、日常に唯一無二の存在感を与えてくれるでしょう。

歴史佐渡金山の傍らで花開いた物語

無名異焼は、新潟県佐渡島で200年以上にわたって受け継がれてきた陶器で、文政2年(1819年)に伊藤甚平が坑内で採れる無名異土を使って楽焼を作ったことに始まります。安政4年(1857年)には伊藤富太郎が本焼を始め、基礎を確立しました。明治期には三浦常山や伊藤赤水らが品質を改良し、中国・宜興の朱泥焼を参考に高火度で焼く堅牢な陶器へと発展。こうして無名異焼は、美術工芸品としても高く評価されるようになりました。

地理金銀鉱山の恩恵:佐渡の「無名異土」

無名異焼の個性は、佐渡島の特異な地質と金銀山の歴史に由来します。
佐渡金山のふもとで採れる赤土「無名異土」と粘土質の土を半年以上乾燥させた後、粗い篩(ふるい)にかけて水と混ぜ、異物を取り除く水簸(すいひ)で純度を高めます。さらに細かい篩で微粒子だけを選り分けることで、焼成時に約30%収縮する高密度の陶土となり、無名異焼特有の強度と艶が生まれます。
無名異焼は重厚な質感を持ち、使い込むうちに深みのある「緋色の経年変化」を楽しめる点が特徴です。

魅力「富の島」が育んだ、サステナブルな美意識と究極の機能美

無名異焼は、「代替不可能な価値」と「持続可能な美意識」を満たし、富裕層の価値観に響く稀有な工芸品です。約1200℃の高温焼成により、吸水率が極めて低く、茶渋や匂いが付きにくく、高い耐久性を持ち、茶の風味をまろやかにする究極の機能性を誇ります。佐渡限定の原料と職人技で生産量が限られるため、資産性、希少性が高く、使い込むほどに深い緋色の光沢が増す「育てる」喜びが、代々受け継ぐ確かな価値となります。過度な装飾を排し、佐渡の天然土の力を最大限に引き出す姿勢は、現代のサステナブルな美意識とも調和します。

技術「無名異土」を引き出す、唯一無二の技術

無名異焼の品質は、「無名異土」を最大限に引き出す唯一無二の製造プロセスと、各窯元の匠による個性から形成されます。
また、約1200℃の高温での焼成によって、耐久性と緋色が際立つ静謐な美しさが産まれます。

展望「サステナブル・ラグジュアリー」としての新境地

無名異焼は、稀少な原料と唯一無二な技術によりグローバル市場へ展開しています 。ターゲットとする海外富裕層や文化愛好家へ、「サステナブル・ラグジュアリー」という付加価値を添えて、使い込むほどに艶を増す「育てる美」を届けます。現代に根差す工芸品としてブランドの信頼性と永続性を確立させるよう挑戦しています。

受賞歴
  • 無名異焼の第一人者である五代伊藤赤水氏の受賞歴
  • ・重要無形文化財「無名異焼」保持者(人間国宝)に認定 (2003年)。
  • ・日本伝統工芸展で高松宮記念賞を受賞 (1997年)。
  • ・日本伝統工芸展で日本工芸会奨励賞を受賞 (1980年)。

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